コゾロフメモ

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「海獣の子供」の感想

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アベンジャーズじゃないのかよと言われそうだがアベンジャーズの前に隙ができたので見てきたのだ。なんか好評らしい、それだけでよく分からず見に行った。タイトルは「怪獣の子供」だと思っていた。映画終わってからも「そういや怪獣出なかったなぁ」なんて思ってたくらいで…(ひどい)。スタジオ4℃作品ということでさすが映像はすごかった…これ、キャラのまつ毛とか一本一本描いてるの?どこからCGなんだろ。ラジオで「大傑作スパイダーバースに対して今の日本が何か返答できるとしたら間違いなくこの作品だろう」と言ってたのには納得の出来であった。パンフにスタッフインタビューあるらしいので買おうと思う。

さて話の方だけど、この映画が終わって場内が明るくなると少しザワザワした。そして後ろの方から「なんか全然わかんなかったんですけど〜〜?」みたいな声が聞こえてきた。

安心しろ、私も分からなかった。

ネタバレってほどではないがエンドロールの後にも映像がある。エンドロール始まってすぐ出て行ったおっさんがいたので、あの人もったいねえなあ…と一瞬思ったが…

大丈夫。エンドロール後の映像見てもやっぱり分からなかったから。

映画を見ているうちに途中で悟った。これは考えずに感じる映画なのだ…だって劇中のセリフでも言ってたよ。この世界のことで私たちが知っていることはごく一部で、宇宙というのは我々人間にはほぼ理解不能なものなのだと。この映画…特にクライマックスシーンではその理解不能なものを連続で見せられているんだから分かる訳がない。生命の誕生や広大な宇宙を視覚と聴覚で感じる映画なのだ。

これは暗闇で没入して見ることのできる映画館でしか味わえない感覚なので、時間のある人は絶対に映画館で見てくだちい。

ところでこの映画はTOHOシネマズ新宿で見た。美しい映像を見て、ああ世界はみんな同じもので構成されている。みんな同じなんだ…などと感じながら映画館を出て目の前に広がった金曜日の大遊技場歌舞伎町。これらと同じもので構成されてるのか…と思うと何とも言えない気持ちになったのであった。

以上