「老人Z」の感想
本当は少し前に見たのだが落ち着いて感想を書いてる暇がなかったので今書く。
俺たちの目黒シネマがまた大友克洋特集をやっていて今回の上映は
「AKIRA」
「老人Z」
「迷宮物語」
の3本であった。迷宮物語は時間取れず今回は断念。AKIRAはしぬほど見てるのでとりあえず老人Zだけ鑑賞した。ちなみに見終わったあと妹に
「いや〜初めて見たけど結構良かったわ」
とLINEしたら
「昔見たよ?一緒に…ちなみに迷宮物語も見たからね」
と返事が来て愕然とした。迷宮物語も…?全然覚えてない…最近昔の記憶がどんどんなくなっててやばい…やはり記録は大事だ。
で、老人Zですが大友克洋先生は原作脚本メカニックデザインで、監督は北久保弘之さん。北久保監督の作品は全部はチェックできてないけど、見たやつだとパトレイバーの初期OVAのオープニングとか、攻殻機動隊のPS版ゲームのオープニングとか、ゴールデンボーイとか…BLOOD THE LAST VAMPIREもめちゃめちゃカッコよくて何度も見たな!観客の見たいものをしっかり作ってくれる人という印象をずっと持っていた。
老人Zは介護問題をテーマにしていて、寝たきりのおじいさんと、ボランティアで介護を行なっていた女子大生が主人公。江口寿史さんの可愛いキャラとかロボットとか出てくるものの、今だったら企画通らなそうw
大企業が介護ロボットを開発し、その実験台におじいさんが選ばれる…しかしロボットに監視され全く自由のない生活を強いられるおじいさんを助けようと女子大生が奮闘する話だ。
最後の方はロボットが暴走しどんどん周りのものを取り込んで拡張していってこれなんてAKIRA?って感じだったが、AIで復活したおばあちゃんとおじいちゃんのやり取りはなんかほろっときた。作画も当時(約30年前w)にしたら凄いレベルだったはず。
ただ主人公の女の子をいちいちエロく見せる感じとか、病院のおじいさんが女の子の前でパンツ脱ぐとかこれセクハラだろ…という描写はなんか見ていて嫌だった。当時は何とも思わず楽しく見ていたのかもしれないけど、時代が変わってこちらの見る目も変化したんだろうなあ。
以上