コゾロフメモ

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「チャイルド・プレイ」の感想

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人形が殺人鬼に変貌して襲ってくるという有名なホラー映画シリーズの最新作かつ1作目のリメイク。1作目は学生の時に見たがかなり怖かった印象。その後7作も出てて今回のが8作目とは知らなかった。

今作の見どころは設定が現代になってるところ。旧作ではお人形「チャッキー」に殺人鬼の魂が憑依して大騒動、みたいな感じだったが今作のチャッキーにはAIが搭載されていて持ち主と最初から会話している。会話を通して学習し、生活のサポートもしてくれるし、スマホアプリと連動したりクラウドからデータダウンロードしたりとかする。ものすごい進化である。

そんな最新技術を搭載したガジェットなのだが、ベトナムの人形組立工場の作業員が上司からパワハラ受けた腹いせにプログラムをペペペッと書き換えて、暴力性とか倫理観の制限を解除し凶暴な設定にして出荷してしまうのだ。なんなのそのセキュリティww こんな下っ端っぽい人がそんな超重要な部分簡単に書き換えられちゃダメだろ!

…などが気になりつつも鑑賞を続けた。チャッキーは会話を通して色々な事を覚えていくが、純粋すぎて聞いた言葉を文字通りに捉えてしまうのだった。例えばちょっとムカつく友達がいた時に「ちくしょうあいつマジでムカつくわ、タヒね」などとつぶやくとあら大変、そのまま受け取ってしまい友達を殺しに行ってしまうのだ…大変めんどくさい。そんなこんなで激しく迷惑なチャッキーのおせっかいがどんどんひどくなり、善良な市民がどんどん殺されていく、、という感じである。

怖いシーンやグロいシーンは結構あって、その度にビクビクしたりヒーッ!と小声で言ったりしたが、劇場を出てから冷静に映画を思い出すと「もしかしてそこまで怖くなかったんじゃね…?」と思った。旧作で夜に登場人物の後ろをチャッキーが走り抜けるシーンなんてかなりゾッとして今でもトラウマなんですけど、今作は背筋が凍るようなシーンはなかった。多分展開が全部予想できた上、恐怖感煽って貯めてドーン!!みたいなシーンも思ったより結果がアッサリしていたからだと思う。

あとチャッキー人形のデザインはなんか変な顔で全然可愛くなかった。あれって海外の人が見ると可愛い顔なのだろうか?!最初から人相が悪いので怖くなってからのギャップが少なくメリハリが足りなかったのかも。ていうか、そもそもポスタービジュアルのチャッキーと本編に出てくるチャッキー顔違くね…?

と文句言いつつも、実際うちにあるアレクサが暴走したら…身近なアレやコレやがおかしくなったら…と考えるとスマート家電に頼るのもちょっと恐ろしいなあと感じる話ではありました。

以上