コゾロフメモ

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「メランコリック」の感想

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完全にノーマークだったがラジオの批評を聴いてめちゃくちゃ気になり見てきた。普通の銭湯が夜はヤクザの死体処理場として使われている…という設定。なんとなく銭湯でバイト始めた主人公がどんどん巻き込まれていくストーリー。低予算で作られた映画である、ということはラジオで聴いていたが、エンドロール見たら出演してる俳優さんがプロデューサーや助監督兼任してたりしてるのが気になった。どんな体制で作ってたんだろ?と帰りにパンフレット買って読んだらこちらの想像以上に手作りでびっくりした。監督はこれが初監督作品でしかも普段IT企業で働いていて週末の休みにたった10日間で撮影を行いpremiereで編集したとか…そんなの感じさせないクオリティだったよ…作りたいという思いがあれば何でもできるんだなぁと…そして主人公のお父さん役の方は50代で役者始めたとか…おいおいおいいい勇気もらえる要素がすげえ。。

話としては普段アウトレイジとかアウトレイジとかあとアウトレイジとか基本みんな死ぬヤクザ映画を散々見ているので、オチは正直そんなに簡単に行くだろうか…?現実はもっと厳しいのでは…ということが気になってしまった。ただこれが仮に主役の2人がダークサイドに落ちてそのまま闇の仕事続けました、とか救いようの無いラストだったとしたらかなり後味悪いしこの終わり方が見た後の気分としては良いんだろうなあと思った。

出演している俳優さんたちは正直全員お初にお目にかかる方ばかりだったのだけど、とにもかくにも演技が素晴らしかった。特に主役のおふたり…主人公のコミュニケーションに問題ある、ちょっとイラッとする感じ。相棒の松本に対して上からな口調は徹底する感じ。そして松本の最初めっちゃチャラい奴きたなと思ったら人生色々乗り越えてて人間力がすごい感じ。大きな邦画とか地上波ドラマは有名な人ばっかり使うし最近結構疲れていたので純粋に演技を楽しめてよかったなぁ。

あとはTwitter。何となく今日この映画見るよ〜と写真アップしたら映画公式はもちろん出演者からもすぐいいねとかコメント来たりしてビビった。映画への愛を感じたしこれからも応援しようと思いました。こういうのって大事だね。色んな意味で勉強になった…

以上