コゾロフメモ

小学生並の感想

「ボーダー 二つの世界」の感想

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ちょっと前に見たんだけど今書く。全然見る予定の無かった作品だが機会があり見てきた。タイトルとポスターくらいの情報しか得ておらず「犯罪を嗅ぎ分けることのできる主人公がうんたらかんたら…」という説明書きをチラ見して「あ〜ミステリーものなのかな〜?」と気楽に考えていたら想像の斜め上を行く凄まじい内容で空いた口が塞がらないといった感じである。事前情報なさすぎたのもあるが今年見た中では一番衝撃がでかかったかも。

自分の醜い容姿に悩みつつ、犯罪を嗅ぎ分ける特殊能力を活かし税関で働く主人公がある事件の捜査に協力することになり…というお話。おとぎ話的なモチーフと犯罪捜査という組み合わせはちょっと面白かった。印象としては「シェイプ・オブ・ウォーター(半魚人と人間の愛がテーマの映画)」に近いものを感じた(シェイプオブ…のデルトロ監督も賛辞コメントを寄せていた)。人ならざるものが人間社会で生きていくつらさ、同種族への思い、人への憎しみなど…ファンタジーであるがめちゃくちゃリアル。ここ普通はモザイク入るとこじゃね?!という部分も何のオブラートも無く全力で表現してくるので受け止めるのが大変だった。

人間社会で生きる我々に取っては醜いと感じるものでも別の側から見ると美しい…とか、主人公とパートナーのあるものが逆転している…とか…「ボーダー」というタイトルが大変しっくりくる内容であった。

ところでメインキャスト2人の顔は特殊メイクで自分のパーツをそのまま使っているのは目と口だけらしい。特殊メイクも毎回数時間かかって、役作りの為にめちゃくちゃ増量したそうな。それであの体当たり演技…役者という仕事は本当に壮絶で尊いなと思いました。

以上