「パラサイト 半地下の家族」の感想
今年2本目は韓国映画。「殺人の追憶」や「グエムル」などで有名なポン・ジュノ監督の新作である。
殺人の追憶→見たはずだが内容覚えてない
グエムル→なんか楽しかった記憶
という相変わらずの記憶力でお送りしております!!!!!
半地下の家で暮らす貧困家族の長男が家庭教師として大金持ちの家に出入りすることになったことがきっかけで、他の家族もどんどんその家に出入りするようになり金持ちの家にパラサイトしていく…というストーリー。
前半は貧困家族メンバーが対人スキルや画像制作など持ち前の能力を駆使して金持ち一家に入り込んでいく様子が描かれる。笑えるシーンも多くコメディ色も強い。ノリとしてはオーシャンズ的な?!プロの詐欺師たちの仕事ぶりを見て楽しむみたいな…。こいつら最初は内職してギリギリ生活してるくらいのダメ感を出していたのに、めっちゃ仕事できるじゃん…この能力あったら普通に金稼げるだろ!!というツッコミもあるがコメディだしね。
無事金持ちの家に入り込んだぜー酒うめえガハハーからどう後半盛り上げていくのだろうか…?と思っていたらこちらの想像の斜め上をいくような事件が発生する。展開に驚くとともに「格差」「貧困層に対して金持ちが無意識に行なっている差別」など色々考えさせられた。同じような問題は韓国のみならず世界中で起こってるだろう。
お金持ちにとってはホラーな話かもしれない。人と自分を比べてしまうことがある人は共感できる部分があると思う。この映画を見る人の置かれている立場により感じ方が大きく変わりそうな映画だ。とっても面白かったので多くの人に見てほしいですー(小並感)
以上