コゾロフメモ

ここは俺のメモ帳だ!チラシの裏でなくここに書く!

「ドクタースリープ」の感想 & 2019年総括

f:id:kozorof:20200103215121j:image
2019年最後に見た映画。

映画の感想を書き始めて1年経ったので2019年の総括をしようと思う(去年のうちに書きたかったあああああ)。

そもそも何故映画の感想を書き始めたのかというと、毎年そこそこ映画を見ているはずなのに内容をすっかり忘れている…というのが気になったからだ。自分が年間何本見てるのかも気になったのでカウントも入れることにした。

で、2019年頭から映画の感想を書いてブログとインスタに投稿を始めたんだけど、これがめちゃ良かった。最初はただ記録できればいいやと思って適当に書いてたんだけど、だんだん「感想を書くのでしっかり見よう」と思って集中して見るようになったし(寝た回も3回あったが)、「自分も映画好きなんですよ」と声をかけてもらうこともあったし。他の映画評などと比べたら鼻くそオブ鼻くそであるが私の中ではかなり前進である。コミコンにも初めて行ったなあ〜

2019年の結果は33本。映画館で見た数なので、アマプラとかNetflixも入れたら映画自体はもっと見てるんだけど。マーベルマラソンやったのもいい思い出だ。

そして折角なので2019年俺映画ランキングを発表。

1位 アベンジャーズ エンドゲーム
2位 アンスアポンアタイムインハリウッド
3位 スパイダーマン ファーフロムホーム
4位 アクアマン
5位 ボーダー 2つの世界

映画見終わった時の満足度、衝撃度、興奮具合など総合的に考えるとこんな感じ。マーベルマラソンやった影響でアメコミ系が多い。アニメ部門だと間違いなくスパイダーバースだなあ。ちなみにスターウォーズは1と4しか見てないので全くついていけず、またマラソンして映画館で最終章やってる間に見れたらいいなと思っている。

という訳で前置きがくそながになってしまったが「ドクタースリープ」である。

本作は映画史に残る名作ホラー「シャイニング」の続編である(スティーブンキングが書いた続編を映画化したそうな)。シャイニングは原作も読んだし映画も見たんだけど見たのが20年前くらいなので内容もぼんやりであった。冬に閉館してるホテルの番人になったジャックニコルソンがきがくるってウェーイ!\(^o^)/みたいな感じだったはず。

シャイニングの40年後という設定で、ジャックニコルソンの息子が主人公である。40年も経っているのですっかりおっさんだ。あのホテルにいた影響で特殊能力を持ってしまった主人公&生まれながらに特殊能力を持っている少女のコンビと、特殊能力を持った人間のエナジーを餌に生きているカルト集団によるサイキックバトルがメインである。サイキックバトル……シャイニングってそんな話だったか…… 予告編によると前作の舞台のホテルに主人公が戻るらしいのだが、実際に戻るのはかなり後半で、途中自分が何の映画を見ているのか分からなくなってしまった。サイキックバトルも目新しいものがあるかというとそーでもないし…

そしてやっとこさ例のホテルに到着。前作に出てきたオバケたちが出てきて「あーそういえばこんなの出てきたな」とだんだん思い出してきた。ジャックニコルソンのそっくりさんみたいな人がジャックニコルソン役で出ててちょっと笑った。あの有名なシーン(ドアから顔出すやつ)の再現もある。色々あってそのホテルは全焼し悪い奴らは消えて一件落着という感じなのだが、「私たちはシャイニングの続編が本当に見たかったのだろうか…」という思いが脳内を駆け巡りモヤモヤして終わってしまった。

ホテルの再現度はかなり高いようで、前作のオマージュも沢山あって前作ファンは楽しめているっぽい(Yahoo映画レビュー情報)。スティーブンキングが公式に書いた続編だし、それの映画化としてはクオリティが高いようだ。しかし原作読んでなく、前作にそこまで強い思い入れが無い私にとってはうーん…という感じである。見る場合は前作をしっかり予習してから見ることをお勧めします。

2020年も沢山映画見れますように。

以上

「ゾンビランド ダブルタップ」の感想

f:id:kozorof:20200103120731j:image

明けましておめでとうございます。年内にもう2本映画見たのに結局書き終わらなかった。

という訳で12月に見た映画1本目。10年前に公開された作品「ゾンビランド」の続編である(見たことなかったので前作を予習して臨んだ)。10年前の時点ではほぼ無名の監督とキャストで作った映画だったがいまや監督はヴェノムの人で主役はソーシャルネットワークザッカーバーグ役、ヒロインはララランドの主演だったりと10年の間にみんなビッグになっていた。

本作は「既にゾンビが存在している世界」で生きる人々の話でゾンビが発生した経緯などは殆ど語られない。「ゾンビもの」というジャンルであると割り切った設定!主人公が考案した「ゾンビ世界を生き延びる為のルール」をテロップCGと共に交えつつ、他の生存者との出会いと旅の様子をユーモアたっぷりに描いていく…というのが1作目の内容だった。全然怖くないしなんかこいつらの話ずっと見てたいな〜と思う感じ。電気水道とか生活インフラが止まらずに供給され続けてるのは何故なんだ…といった細かいツッコミは無しだぜ。これは「ゾンビコメディ」という新ジャンルなのかもしれん。

2作目である「ダブルタップ」は前作の10年後ということで子供だった妹がすっかり大人になってたりと時間の経過を感じさせた。メンズは見た目あまり変わらないけど女性陣はすっかり大人の顔になったなあ。お馴染みゾンビランドでのルール、主要メンバーその後の関係性の変化に加え新キャラも加わってパワーアップした感じ。クライマックスは2作目の方が盛り上がって良かった。ゾンビなのに見終わった後ほんわかする映画なんてあったかな?!

大作ではないけどゾンビOKな人には是非見てもらいたい一本です。

以上

「ターミネーター ニュー・フェイト」の感想

f:id:kozorof:20191214135550j:image

今年は100本映画館で見るぞ、なんて言ってたが結果30本台で終わりそうだ。今回はターミネーターシリーズの最新作である。実はこれまでの人生でなんかタイミングが合わなくてターミネーターをちゃんと見たことがなかったのだ…「アイルビーバック」「ダダンダダンダン」くらいは知ってたけど。

この作品は「ターミネーター2の正式な続編」と言われている。ターミネーターは3以降も映画が存在するけどスタッフや役者が変わったり色々あったらしい。今回のやつは最初の2作の監督ジェームズキャメロンが復帰して、2の続きとして作ったということである。とりあえず最初の2作だけ見ておけば大丈夫っぽかったのでアマゾンで見た。

ターミネーター1が公開になったのは1984年で私が4歳の時である。まず最初に思ったのは映像古!!でなんだか映画の歴史を見ているような気持ちになった。シュワちゃんはヒーローなのかと思ってたからめっちゃ悪い奴でビビった。ただただシュワちゃんが怖くてあまり楽しめなかった。

対してターミネーター2シュワちゃんは立ち位置が変わって味方になっていた(キャラも違うのだが)。主役の少年とのバディ的な関係も王道って感じで心温まった。最初の作品の7年後の公開ということもあり映像も進化していて2の方が圧倒的に満足度が高かった。

さてそれを踏まえて今回の「ニューフェイト」。ターミネーター2から25年後の現代という設定である。なんと前回の主人公ジョン・コナーがあの後◯されていたということが発覚し「ええええええええ」となってしまった。最初の2作に出ていた「サラ・コナー」やターミネーターシュワちゃんが同じ役として登場するが、何しろ前作を見た直後にこの映画を見てるので「おおおおじいちゃんとおばあちゃんになってるうううう!!!!!」という浦島太郎感が凄かった。60-70代でこのアクションやるのは本当に半端ないんだけど、サラ・コナーはいいとしてシュワちゃんって機械の身体なんだから歳は取らないんでは…ということがただひたすら気になってしまった。

流石映像やアクションは凄くて、現代でターミネーターをやったらこうなりますよ〜というのが楽しめたが、「全裸で未来からタイムスリップしてくる」「未来で面倒になる存在を過去に消しに来る」というネタは昔と同じことを繰り返しているだけで映像は新しいのに古くさい印象を受けてしまった。そこもアップデートできてたら面白かったのになあ。

でもターミネーターのファンからするときっと、そのお約束を見るのが楽しかったり、前作のキャストがそのまま出てくるということに感動を覚えたりするのだろうな。

あと私的に一番良かったのが新しく加わった改造人間の女性がやたらとカッコよかったこと。私にはそんな属性は無かったのだが映画見てて「ああ、この人に守られたい…///」などと思ってしまった。


以上

「ボーダー 二つの世界」の感想

f:id:kozorof:20191119010550j:image

ちょっと前に見たんだけど今書く。全然見る予定の無かった作品だが機会があり見てきた。タイトルとポスターくらいの情報しか得ておらず「犯罪を嗅ぎ分けることのできる主人公がうんたらかんたら…」という説明書きをチラ見して「あ〜ミステリーものなのかな〜?」と気楽に考えていたら想像の斜め上を行く凄まじい内容で空いた口が塞がらないといった感じである。事前情報なさすぎたのもあるが今年見た中では一番衝撃がでかかったかも。

自分の醜い容姿に悩みつつ、犯罪を嗅ぎ分ける特殊能力を活かし税関で働く主人公がある事件の捜査に協力することになり…というお話。おとぎ話的なモチーフと犯罪捜査という組み合わせはちょっと面白かった。印象としては「シェイプ・オブ・ウォーター(半魚人と人間の愛がテーマの映画)」に近いものを感じた(シェイプオブ…のデルトロ監督も賛辞コメントを寄せていた)。人ならざるものが人間社会で生きていくつらさ、同種族への思い、人への憎しみなど…ファンタジーであるがめちゃくちゃリアル。ここ普通はモザイク入るとこじゃね?!という部分も何のオブラートも無く全力で表現してくるので受け止めるのが大変だった。

人間社会で生きる我々に取っては醜いと感じるものでも別の側から見ると美しい…とか、主人公とパートナーのあるものが逆転している…とか…「ボーダー」というタイトルが大変しっくりくる内容であった。

ところでメインキャスト2人の顔は特殊メイクで自分のパーツをそのまま使っているのは目と口だけらしい。特殊メイクも毎回数時間かかって、役作りの為にめちゃくちゃ増量したそうな。それであの体当たり演技…役者という仕事は本当に壮絶で尊いなと思いました。

以上

「マレフィセント2」の感想

f:id:kozorof:20191101105208j:image

全く見る気なかったが職場の海外インターン生が見たい!と言うのでついて行った。1は一応見たはずだが例の如く全く内容を覚えていない。マレフィセントって白雪姫のヴィランだっけ…?とか言っているレベルであった(本当は「眠れる森の美女」です)。

主人公のマレフィセントを演じるのはアンジェリーナ・ジョリー様。この人こんな頬骨のインパクト凄かったっけ…?!!と思ってググったら特殊メイクだったのね。その後ふと思い出したけどマレフィセント1を見た時も同じこと思って同じことググってたわ。人は悲しいくらい忘れてゆく生き物…

それはそうとあんまり期待していなかったので結構楽しめた。森の妖精たちはザ・CGという感じだったが見ていくうちに可愛く思えてくるから困る。途中みんなが敵に騙されて全滅させられそうになった時はかわいそうで涙が出た。なので窮地に立っていた主人公がクライマックスで相手をぶちのめすくだりは大変爽快であった。ヒャッハー!マレフィセントってヴィランなんだけどめちゃくちゃ良い奴だよね。

見終わった後インターン生に感想を伝えたかったけど英語力が無さすぎて「マレフィセント イズ グッドパーソン!アイライク ディス ムービー!アメージング!」しか言えなかったのが悔しい。

以上

「ジョン・ウィック パラベラム」の感想

f:id:kozorof:20191020002351j:image
楽しみにしてたやつ。愛犬家が最愛の犬を殺された恨みで人を殺しまくるという犬派は共感間違いなし(多分)のシリーズ第3作目である。

前作ラストで闇のネットワークから追われる身となったジョン・ウィックは無事生き延びることができるのか?!という話。監督インタビューによると、まず監督とジョン役のキアヌリーブスが2人で「どんなアクションやりたい」というのを話し合い、ストーリーはその後作るって感じだったらしい。実際ストーリー的にはすごい薄いというか、大した展開は無かったという印象である。とにかく俺たちはアクションをやりたいんじゃぁぁ〜!ストーリーはアクションが成立しさえすればいいんじゃぁぁ〜!という気迫が画面から伝わってくるようだ。

なのでアクションはすごい。人しぬ。全員しぬ… メインのガンアクションだけでなくナイフ投げとか肉弾戦とかバイクチェイスとか馬とか!お腹いっぱいである。映画館で隣に座ってたおばちゃん3人組が途中で席を立って出て行った。あまりにも人しにすぎて疲れたのだろうか(そもそもこの映画に何を期待していたんだ…)。ジョンは1人に対して銃何発撃つんだよww と前作の時思ったけど今回もジョン節大炸裂。撃って撃って打ちまくる!ヒャッハー!全体で300発は撃ってるよな…もっとかな?そしてそんだけ撃ってて忙しい中、弾丸の装填をいちいちしっかりやってるのがすごかった。制作者の銃へのこだわりの強さをかんじた。

そしてこれだけ人がバッタバッタと倒れていきちょっとウッとなる場面も多いのに「笑える」のがすごい。キアヌが静かにキレながら「Yeah...」と言うだけで吹きそうになってしまう。キャラがいいよなぁ〜!流石の愛されキャラ。他に席あるのにキアヌの真横に座ってくる寿司屋の殺し屋おっさんww 「俺あんたのファンなんだ」って真顔で言ってて可愛すぎる。その後死闘になるのだが… あと色々な言語が出てくるのでたまに英語字幕も入るけど、この映画の中で大事なワードが色付きで強調されてるのが楽しい。「Puppy」とかね。

ストーリーはあまりないものの、設定は大好きである。第1作から続く愛犬家っぷりや、闇のネットワークの設定など…ホテルが聖域になっててそこでは人殺しはやってはいけない鉄の掟とか…全世界の闇ネットワークへ伝達が行われる指令所が今時書類に印鑑で電話で連絡というアナログ感。キングスマンもそうなんだけど、闇のネットワークと紳士的なキャラってめちゃくちゃ萌えるよね… スーツの仕立て屋とかホテルマンとかさぁ。中二病御用達設定ありがとうございます!ジョン・ウィックがずっとスーツで戦ってるのも最高っす。

キアヌリーブス55歳。来年はトムクルーズパイセン(57歳)のミッションインポッシブルもあるらしいし、おじさんが大活躍な映画見ると39歳不惑間近の俺も頑張ろうと元気が出てくるのであった。

以上

「アド・アストラ」の感想

f:id:kozorof:20191009212214j:image
ブラッド・ピットといえば「ワンスアポンアタイムインハリウッド」のイケメンぶりが記憶に新しいが早くも次の主演作品である。「ブラッド・ピット史上最高演技!」という謳い文句に引かれ見に行った。

仕事後の21:00スタート回を見に行ったので事前に食事を取ることにした。近くの大阪王将にて炒飯と餃子、そしてハイボールを注文。なかなかうまい。

食事が終わり映画館に向かうと、平日の夜回ということもあってか映画館はスカスカであった。周りを気にすることなく落ち着いて映画を鑑賞することができそうだ。

今回の作品はSFモノ。宇宙飛行士のブラピが宇宙で失踪した父親(トミーリージョーンズ)を探しに行くというストーリーである。冒頭の宇宙ステーションの事故を冷静に切り抜けるシーンはなかなかスリリングで楽しめた。

その後ブラピが父を探しに行くという極秘任務で呼び出されるあたりで、私の脳内にこんな言葉が浮かんだ。


「眠い」


画面に表示される字幕が2回に1回頭に入ってこない。
んん?この状況。デジャヴを感じる。


ざわ… ざわ…



私はある事実に気づいた。

・宇宙モノ
・映画を見る直前に食事そして飲酒

この二つの符号が意味することはひとつ…!

「ファーストマン事件」と同じである!(注 : 私は今年2月に見たファーストマンというSF映画でめっちゃ寝た)

…という訳でブラピが宇宙を彷徨っている頃私は夢と現実の狭間を彷徨っていた。気づいたらトミーリージョーンズがいて気づいたらトミーリージョーンズがいなくなっていた。

なのでブラピ史上最高演技だったのかどうかは判断ができなかった。ああああああ。もう一度見直したいけどあまり時間がないので気持ちを切り替えてジョン・ウィックを楽しみたいと思います。

以上