コゾロフメモ

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「ジョン・ウィック パラベラム」の感想

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楽しみにしてたやつ。愛犬家が最愛の犬を殺された恨みで人を殺しまくるという犬派は共感間違いなし(多分)のシリーズ第3作目である。

前作ラストで闇のネットワークから追われる身となったジョン・ウィックは無事生き延びることができるのか?!という話。監督インタビューによると、まず監督とジョン役のキアヌリーブスが2人で「どんなアクションやりたい」というのを話し合い、ストーリーはその後作るって感じだったらしい。実際ストーリー的にはすごい薄いというか、大した展開は無かったという印象である。とにかく俺たちはアクションをやりたいんじゃぁぁ〜!ストーリーはアクションが成立しさえすればいいんじゃぁぁ〜!という気迫が画面から伝わってくるようだ。

なのでアクションはすごい。人しぬ。全員しぬ… メインのガンアクションだけでなくナイフ投げとか肉弾戦とかバイクチェイスとか馬とか!お腹いっぱいである。映画館で隣に座ってたおばちゃん3人組が途中で席を立って出て行った。あまりにも人しにすぎて疲れたのだろうか(そもそもこの映画に何を期待していたんだ…)。ジョンは1人に対して銃何発撃つんだよww と前作の時思ったけど今回もジョン節大炸裂。撃って撃って打ちまくる!ヒャッハー!全体で300発は撃ってるよな…もっとかな?そしてそんだけ撃ってて忙しい中、弾丸の装填をいちいちしっかりやってるのがすごかった。制作者の銃へのこだわりの強さをかんじた。

そしてこれだけ人がバッタバッタと倒れていきちょっとウッとなる場面も多いのに「笑える」のがすごい。キアヌが静かにキレながら「Yeah...」と言うだけで吹きそうになってしまう。キャラがいいよなぁ〜!流石の愛されキャラ。他に席あるのにキアヌの真横に座ってくる寿司屋の殺し屋おっさんww 「俺あんたのファンなんだ」って真顔で言ってて可愛すぎる。その後死闘になるのだが… あと色々な言語が出てくるのでたまに英語字幕も入るけど、この映画の中で大事なワードが色付きで強調されてるのが楽しい。「Puppy」とかね。

ストーリーはあまりないものの、設定は大好きである。第1作から続く愛犬家っぷりや、闇のネットワークの設定など…ホテルが聖域になっててそこでは人殺しはやってはいけない鉄の掟とか…全世界の闇ネットワークへ伝達が行われる指令所が今時書類に印鑑で電話で連絡というアナログ感。キングスマンもそうなんだけど、闇のネットワークと紳士的なキャラってめちゃくちゃ萌えるよね… スーツの仕立て屋とかホテルマンとかさぁ。中二病御用達設定ありがとうございます!ジョン・ウィックがずっとスーツで戦ってるのも最高っす。

キアヌリーブス55歳。来年はトムクルーズパイセン(57歳)のミッションインポッシブルもあるらしいし、おじさんが大活躍な映画見ると39歳不惑間近の俺も頑張ろうと元気が出てくるのであった。

以上