コゾロフメモ

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「1917 命をかけた伝令」の感想

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IMAXで鑑賞。戦争モノはあんま好きじゃなくて普段は見ない。本作は美容室で白髪染めてる時に読んだ雑誌の監督インタビュー内容が面白かったので見ることにした。最近の美容室はタブレットで色んな雑誌読めるから便利だわー

時に、西暦1917年。第一次世界大戦真っ只中のヨーロッパ。イギリス人兵士2名が最前線にいる味方部隊に重要な伝令を行うことを命じられる。敵軍に電話線を切られている為、直接伝えにいくしか手段がない。タイムリミットは明朝でそれまでに味方軍に情報を伝えないと1600人の仲間の命が危険に晒されてしまう。しかもその1600人の中には自分の家族が…という話で、この設定さえ理解できれば細かい戦争の背景、設定などは分からずとも楽しめる。私のような世界史落第点野郎にはありがたい内容だ。

「驚愕の全編ワンカット映像!」
「異次元の映画没入体験!」
とやたら煽っているこの映画。ワンカットと言ってもカメラを止めるなみたいなやつではなく「ワンカット風」である。カットが途切れず、カメラは伝令を任せられた主役2 名と常に一緒にいるので見ている人も戦争を体験するような気分にちょっとだけなれる。途中暗転するところがあったりするので「ああ、ここでカメラ切り替えてるのね」と考えながら見るのは結構面白かった。が、いくらカメラ切り替えてるとはいえ、この内容撮影するの相当大変だろうな…リハだけで半年かかったというのもうなずける。

それにしても「戦争を体験する」というのはVRでバンジーやジェットコースターを体験するのとは違いただただつらいものだ。とにかく人の死体がゴロゴロ出てくるしそれに群がるネズミも結構きつい。街中でネズミ見たら思い出しちゃいそう。。人間だけでなく牛など動物の死体も余すことなく出てくる。人間同士のイザコザのせいで動物まで…絶望、絶望、絶望!街中で敵と撃ち合ったりするシーンはFPSの戦争ゲームの画面みたいだった。誰もいない基地に、侵入した人間を殺すためだけに設置されたトラップ。助けようとした人間に迷いなくナイフを向ける人。こんなことが当時当たり前のように行われていて、今も尚行われている現実。

戦争がどんなものだったかリアルに体験してみたいあなたは是非。ポイントポイントでカンバーバッチ様とかコリンファース様など大物が出てきたのは良かったです。どうでもいいけど主役の人が大泉洋にしか見えなかったな。

以上